熱愛系エリートに捕まりました
雑誌を棚に戻し、ソファとローテーブルの間、ラグの上に座った蒼士さんの隣に並ぶ。


「多分月刊じゃないけどね。隔月刊とか季刊なのかな…俺も毎回買ってるわけじゃなくて、気が向いたときに買ってるだけなんだ」

「へぇ…」


相槌を打ちながらカップに手を伸ばし、コーヒーに口をつけた。

うん、美味しい。バリスタマシンすごい。


「他にも、家電やら文房具やらの身近な道具を題材にした本もある」

「ファッション誌は読まないんですか?」


何の気なしに横目で問いかけると、同じくコーヒーを味わっていた彼はこっちを向いてぱちくりと瞬きした。

それからふいに難しい顔になり、俯き気味に何やらぶつぶつ唱え始める。


「そうか…いや、普通はそっちなんだよな…男性誌はだいたい半分が趣味系とはいえ…」
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