熱愛系エリートに捕まりました
こんなこともあろうかと意識して下着を選んでいたわたしが本気で拒めるわけもなく。

優しくて時々意地悪な指先から与えられる甘い刺激に、呆気なく溺れていった。


─────・・・


もうとっぷりと日は暮れて、今年も残すところあと四時間ほど。

紅白を見ながら、テーブルで湯気を立てるキムチ鍋を二人でつつく。

スーパーで棚に並べられた鍋の素を吟味していたとき、彼がキムチ鍋を食べたことがないと言ったのでこれにしたのだ。


「へぇ、美味いな」

「お口に合ってよかったです」


奮発して買った牛肉をはふはふと頬張りながら、蒼士さんがご機嫌に言う。

辛いもの好きなのかしら…覚えておこう。


あの後。お互い一度じゃ収まりがつかなくて二度求め合って、それから一緒にお風呂に入った。
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