熱愛系エリートに捕まりました
「瞳子に払わせる気はないよ」

「いや、でもそこは…」

「それよりメイクするならしてきて。飯食べに行こう。洋食、和食、中華、どれがいい?」


反論をねじ伏せるように捲し立てられ、何を言われたのか理解が追いつかなかった。

一拍置いてその意味を飲み込んで、途端に混乱した。


「えっ?いや、結構です!もう帰るのでっ」


首を横に振りながら、ひっくり返った声でそう言った瞬間。

くぅぅぅ、と情けない音がした。

………わたしのお腹から。


「………」

「………」

「………」

「………ぶふっ」
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