熱愛系エリートに捕まりました
噴き出した後、クックック…と肩を震わせながら堪え切れない笑いを漏らす薬師丸さん。

さっきまでとは違う意味で帰りたい………

赤い顔を隠すように俯いて縮こまっていたら、不意打ちで抱き寄せられた。


「えっ!?」

「あー可愛い。ルームサービスにしてさっさと頼んでれば良かったね、ごめん」


適度に鍛えられた胸板に押し付けるように抱きしめられ、なんでこうなったのかわからずもがいた。

しかし彼はわたしの抵抗なんて物ともせず、未だ笑いながらもぎゅうぎゅう抱きしめてくる。


「いえっ、大丈夫です!」

「そう言うなよ。好きなもの食べさせてあげるから、ね?」


ぽんぽんと頭を撫でられて、思わず大人しくなってしまった。

だって、本当にお腹空いてきたんだもの。
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