熱愛系エリートに捕まりました
結局その後、パパッとメイクをしてから二人で部屋を出て、7階のイタリアンレストランに向かった。

ランチでも度々利用するお店で、お値段もお手頃なのだ。

わたしはチーズリゾット、薬師丸さんはナポリタン、それから二人でシェアすることにしてシーフードピッツァも頼んだ。

いつもなら単品で充分だけど、昨夜はご飯をあんまり食べられなかったから、久しぶりにお腹ペコペコだ。

こんな状態の人と食べ物をシェアすることに抵抗がなかったわけじゃないけど、背に腹は変えられない。


「瞳子はここ、よく来るの?」

「はい、先輩とランチで。薬師丸さんは?」

「……蒼士でいい」

「え、でも…」

「いいから呼んで。昨夜は可愛く呼んでくれたのに」

「っ!」
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