熱愛系エリートに捕まりました
だってきっと、メニューを見たところでわかる気がしないもの…!

薬師丸さんもそれをわかっているから、先手を打ってくれたのだろう。


「ワインは飲める?」

「はい」


そもそもそんなにワインを飲んだことがないけど、苦手なわけじゃないから頷いた。

それから薬師丸さんがコースを二人分と、ワインを頼んでくれた。

白ワインらしいけど、銘柄はよくわからない。


「後ほどオーナーがご挨拶に伺います」

「そんなのわざわざいいのに…お気遣いなくとお伝えください」


注文を聞き終えた黒服さんが頭を下げながら言った言葉に内心ギョッとする。

オーナーがご挨拶ってなんで?薬師丸さんって何者なの?
< 84 / 217 >

この作品をシェア

pagetop