初めての甘い恋人
そうだったんだ…。


しっかし……照れ笑いしている様な表情も……かっ、格好いい……男性にこんなこと思ったのは初めてだ…。


やっやだ……。胸の高鳴りを抑えられない…。
どうしたら……吐き出していいだろうか…………


「あっ、あの!!格好いいですね!!」

「はっ……?」


あ…。そうなるよね……どうしたら分からず、テンパったすえ、私はこんな言葉しか出てこなかった。


藤堂さんはみるみるうちに顔が真っ赤になっていく。


あれ?引かれてない……?


「アリア様からそのようなお言葉……こっ、光栄でございます。」


「あの!すみません……様付けはやめて頂いても……?」

「すみませんっ!!恋い焦がれていたアリア様を前に、舞い上がってしまいっ!!」

「こっ、恋い焦がれてっ!!?」

「はい!!私はお恥ずかしい話、女性に対してこのような感情を持ったのは初めてで……。友人に話したところ、それは……一目惚れだろうと……」


え?一目惚れ??えっ?え……?


やっ、やばっ!!し、心臓がっ!!こっ、壊れそう!!


一目惚れ………………わ…わ…




私もかも…………







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