初めての甘い恋人
「あの、アリアさん…。」

「へっ?あ、はい。」


やばい!!一人でぐるぐると考え込んでいた!!
すっ、好きな人と一緒にいるのに…私は!!
なんて事だーー!!しかも、もうビルの地下駐車場だ!


「すみませんっ!!なんでしょう?」

「あ、もし、よろしかったらこのあとウチで少し話しませんか?」

「え?……行ってもいいんですか?」

考えていた事を、さらっと言われて私は目を見開いてしまう。藤堂さんはそんな私を見てクスッと笑うと


「アリアさんは私の彼女で大事な方ですから……家招く女性はアリアさんが初めてですし…。私のすべてを感じてほしくて…。」


かっ!!感じる……感じるぅーー!!?
どっどっ!!どういう事か!??それはやはり……
そういう事か!??そして、私が初めて家に入る女…。


「あっ!!!ちっ、違うんです!!いやっ、違わないけど、今のは違いますっ!!」


あっ……焦っている…。藤堂さん……かっ、可愛い……胸がキュンとする…。


「いいですよ……。私も藤堂さんを感じたい……私を感じてほしいです…。」

「えっ?」

「あっ!!!とっ!そういうことも含まれていますが、私は単純に、藤堂さんともっと一緒にいたいということで…。」


自分の発言にどぎまぎして声が小さくなってしまった。
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