インスピレーション
「あやから聞いたよ。お前、なんでいつも女につめてぇんだよ。それじゃ捨てて下さい。って言ってるようなもんだわ。ハハハ自業自得。」

たけが悠久の背中ごしに俺を見て笑ってる。


どうしようもない俺。たけが飽きれんのも悠久がバカにすんのもよく分かる。

だって俺のしてきた事はあまりに適当で。女を大切にしてこれなかったから。


あやなんて正直ちょっと可愛かったから付き合った。
それだけだ。
俺って最低!?!?

まぁだから長く続かねぇんだ。あぁ面倒くせぇ。


俺には絶対裏切らないこの波と!マックが!あるんだ。

だからいちいち引きずらねぇ。


「それ食ったら大学戻るぞ。」

そういってたけがタバコを吸いに車に戻った。
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