私の彼氏は超肉食系
『ここで新郎新婦共にお色直しのため、しばらく中座させて頂きます。』

ようやく『中田』さんが司会に戻ったのか会場に声が響き渡る。

舞台の上に目を向けると新郎新婦が仲良く東側の入口に向かっているところだった。

『それでは、いってらっしゃい。みなさま拍手でお見送りください。』

拍手に見送られて新郎新婦が出て行くと途端に明るくなる。

このタイミングで料理を取りに行けばいいのだろう。

「さあ、メシを取りにいこうぜ。」

男が単純なのか和重が単純なのか。

さっきの一言で機嫌が治っている。

今日は帰ったら、サービスしてあげなくっちゃね。

帝都ホテルのビッフェは豪華だった。

目の前で料理人が仕上げをしてくれる料理には長蛇の列ができている。

披露宴の定番とも言えるビーフステーキのトリフ添えもあったが、そんな高カロリーな料理よりも、好きなネタで握ってくれる寿司とかのほうが人気が高いみたい。

私は保温されている料理からアレもコレもといろんな種類の料理を幾種類も取っていく。
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