気づけよ…馬鹿

冷たい言葉

___2日目
「海だーい!!!」
「結菜、うるさい…眠い」
「結菜ちゃん。そんなに嬉しいの?」
今日は2日目
沖縄の大きな海で今日は遊ぶの!!
こっちゃんと水着も買ったし!!
「こっちゃぁん昨日あんなに寝たでしょ?当たり前じゃん!」
城川君…じゃなくて蓮君とも仲良くなったし…
昨日喋ってる時に言われたんだ
『城川君じゃなくて蓮ってよんでよ』って

秀太以外呼び捨てじゃ無かったから
かなり焦った
だから私はとっさに
『…っ蓮君』って言ったんだ。
蓮君も『まぁ、今はそれでいっか』って言ってくれたし…

ってことで

「こっちゃぁん!!早く泳ご」
「はいはい。着替えに行くよ?」
「うん.」
私は後ろを向いたけど
手を振ってるのは蓮君だけで
秀太はボーッとしてるって言うか
何を考えているかもわからない顔をしていた。

どうしたのかな?

「こっちゃん!!一緒に泳ごうね!」
「え。ごめん湊君と泳ぐ予定」
「はぁぁ?!湊君?い、いつから仲良く…?!」
「うーんと班になった時
アドレス交換してメール毎日やってて仲良くなった」
「そ、そーいうことは早くいってよね!!」
「ごめんごめん…
進展あったら言うから」
し、進展?!
ってことはこっちゃんは湊君のことが…す、すっ。

私はこっちゃぁんの方を見たが
もう…居ないし!!

「うーん…どーしようかな?」
「どうしたの..?」
「あ、蓮君。」
私が外に出ると蓮君はみ、水着で壁にもたれかかっていた

き、筋肉がぁ

「可愛いね…水着」
「あっ…ありがとう」

こっちゃんと選んだんだけど
上下繋がってるのが良いって言ったのに…ビキニでしょ!!って言われて
一応白色でリボンが黒の
モノクロで。下は白と黒のフリフリ
すっごい可愛いビキニなんだけど…
私なんか似合わないよね

でも蓮君の顔が少し赤いのは気のせいかな…?

「あれ琴ちゃんは?」
「あー。湊君と泳ぐらしい」
「ふーん。なら俺と泳ご?」
「うん…いいけど…秀太は?」
「秀太君今日は遊ばないって言って
近くのベンチで寝てるよ…?」
「寝てるの...?!」
「うん。ほら行くよ?」
「あっー。」

蓮君は私の腕を引っ張った

まぁ、私も楽しもうかな!.

でも…秀太。元気無かったよね..?

心配だなぁ
あとから見にいって見よ

「結菜ちゃん…もしかして泳げないの?」
「あはは」
「図星か。可愛いね」
「? 何が可愛いの?」
「この天然」

私は城川君と海での時間を過ごした

「あ、じゃあジュース買ってくるよ!
待っててね?」
「あ、いいよ…昨日も払って貰っちゃったし…」
「いいから。」
「あ、ありがとう…」

あ、そうだ!!
秀太見に行こう

私は秀太がいるベンチを探した

あ、居た!!

「しゅうたぁ…!!」
秀太は知らない女の人に囲まれて居た

「誰?!この女。秀太君の知り合い?」
1人のケバいお姉さんが聞いてくる
こっちめっちゃ睨んでるし

そして秀太とバッチリ目があった

でも秀太は表情を変えない

そして冷たく悲しい顔をいい放ったんだ…
「知らないこんな女。
早く俺の視界から消えてくれない」

そういい残して秀太はお姉さん達と去っていった

え…私..何かしたのかな…?

ポタッ

え…私泣いてる....?

何で…

私はその場で固まったまま泣き続けた。
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