神様っ!!
程よく時間も過ぎ、連絡先を交換したり、二次会に流れたり、二人どこかへ消えてしまったりそれぞれに分かれていく。
肌寒くなってきたな、と羽織っていたブルゾンの前を合わせた。酔ってしまったからと祐希と分かれて家に帰る。もちろん祐希はこれから二人で飲み直すと息巻いて化粧室を出ていった。
それでスマホには柴犬君の電話番号が入っている。連絡先の交換くらい、いいじゃないと気軽に教えてくれた。いいのかなってくらいすんなり。
「これでいつでも連絡できるから、ご飯に誘うね」
いのかな~ほんとに
駅から家までふわふわと酔にまかせてゆっくり歩く。駅前には、柊の勤める美容院がある。吸い寄せられるようにその明かりのほうへ歩いていくと、ガラス張りの店内を伺った。もうすぐ9時になろうとしている店内は最期のお客様らしき人がぽつぽついるだけでクローズの札を下げていた。
ぐるっと見回して長身のイケメンの背中を見つけた。
肌寒くなってきたな、と羽織っていたブルゾンの前を合わせた。酔ってしまったからと祐希と分かれて家に帰る。もちろん祐希はこれから二人で飲み直すと息巻いて化粧室を出ていった。
それでスマホには柴犬君の電話番号が入っている。連絡先の交換くらい、いいじゃないと気軽に教えてくれた。いいのかなってくらいすんなり。
「これでいつでも連絡できるから、ご飯に誘うね」
いのかな~ほんとに
駅から家までふわふわと酔にまかせてゆっくり歩く。駅前には、柊の勤める美容院がある。吸い寄せられるようにその明かりのほうへ歩いていくと、ガラス張りの店内を伺った。もうすぐ9時になろうとしている店内は最期のお客様らしき人がぽつぽついるだけでクローズの札を下げていた。
ぐるっと見回して長身のイケメンの背中を見つけた。