癒し恋~優しく包まれて~
「柊花、好きだよ。ボーッとする柊花もかわいくて、たまらない」


耳元で甘い言葉を囁かれて、今度は首筋にキスされる。またもやゾクッとして体を揺らす。されること一つ一つに反応してしまう体が恥ずかしい。


「やっ……」


本気で嫌だと思っていないけど、こんな自分を見せるのが恥ずかしくて、離れようと身をよじらせた。

でも、まだ彼の手は私の腰をしっかりと固定していて、簡単には離れられない。


「離さないよ。ずっと柊花を感じていたい」


そう言って、彼はまた私の首に顔を埋めた。彼の唇は鎖骨まで移動して、小さな音を立てて吸い上げる。


「あ、んっ……」


微かな痛みを感じたけど、ぞくぞくする感覚が止まらない。もしかして、ひょっとして、今夜は初めての夜になる?

泊まるということはそういうことを望んできていて、部屋にあげたことで承諾したと思われているのかも。

でも、今日は予想外のことの連続だったから、ゆっくりと頭の中を整理したい。

このまま流されてもいいと思う気持ちもあるけれど、ちょっと待ってほしい。


「と、俊也さん、待って……」
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