癒し恋~優しく包まれて~
「柊花、明日の夜までうちにいなよ。まったりしよう」

「まったり……そうですね。あ、でも一度帰って着替えとか持ってこないとならないから」


好きな人とまったり過ごす休日は魅力的だ。だけど、本当は家に帰ってから荷物を持って、俊也さんのところに行く予定だった。

少し予定がずれたけど、まずは帰りたい。着替えだけでなくメイク道具とかもいる。


「必要なものがあるなら買えばいいよ。服も今から買いにいこう。買ってあげるから」

「いえ、ちょっと帰ってすぐに持って出ればいいので」

「分かった。じゃあ、柊花の部屋まで俺も行く。今日はずっとそばにいたいんだよね」


買ってもらうなんてそこまで甘えられない。俊也さんは離さないという感じに私の手をぎゅっと握りしめた。

離れたくないのは私も同じ。まずは二人で私の部屋まで行った。


「コーヒー、飲みます?」

「いや、いらない。すぐ支度してよ」


待っている間、休んでいてもらおうとしたけど、断られる。それよりも早くしないと。

私は慌ただしく動いて、カバンにいろいろ詰め込んだ。


「お待たせしました」

「急がせちゃってごめんね」
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