癒し恋~優しく包まれて~
「うん。分類ごとに整理されているんだけど、分類の仕方がこっちに変わったんだよね。それで、新しいのに直して、一覧表も作り直して欲しいんだけど、お願いできる?」

「大丈夫ですけど、いつまでとか期限ありますか?」


来週の水曜日までに仕上げればいいと入江さんが言ったから、私は了承した。ざっと見たところ、二日あれば終わりそうだ。

入江さんから2冊のファイルを受け取って、ミーティングルームを出ようと立ち上がる。


「あ、それと今夜は暇かな?」

「今夜は同期とご飯を食べに行く約束をしていますけど」

「じゃあ、そのあとでいいから進士のバーに来てよ」

「でも、何時になるか……」

「俺も多分9時くらいになると思うし、閉店までいるから時間が出来たら来てね。じゃ、あとで」


入江さんは待ち合わせの時間に遅れうだからと先に出ていった。私は預かったファイルを抱えて、動きを止める。

意外と強引な人なんだろうか? 急いでいたにしても……何時に行けるか分からないのに、それでいいのかな?

でも、時間が出来たらでいいみたいなことを言っていた。食事のあと、閉店までに間に合いそうなら行ってみようかな。
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