癒し恋~優しく包まれて~
「おじゃまします。うん、想像していたとおり、きれいな部屋だね」

「ありがとうございます。今、コーヒー入れるのでそこに座ってください。あ、ビールのほうがいいですか?」


この部屋はクローゼットが大きいので、細々したものはそこに収納しているから表から見るとスッキリと片付いているように見える。

入江さんからきれいだと言われたことが嬉しくて私は笑顔を見せた。

彼はそんな私に目を細めて、ソファに座りながら、コーヒーをリクエストした。

この部屋に男性を入れたのは家族以外では初めてだ。カズさんは結局誘うことが出来なかった。

二人分のコーヒーをテーブルに置いて、入江さんと対面になるよう座る。


「柊花もこっちにおいでよ」


私が座れるようにスペースを空けて、そこを叩く。一応二人掛けのソファだから座れることは座れるけど、小さいから多分密着してしまう。

移動しようかと腰をあげたままで、そのスペースを見る私を入江さんが笑う。


「大丈夫だよ。座れるよ」

「はい……」


笑われたことが恥ずかしくなったけど、隣に座った。案の定、肩と腕と腰が触れてしまう。
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