[BL] ずっと君の側に
――リビング・ソファ――



「それで、何について話すんだ」


「う~ん、千歳の事、全部!」



千歳のことなら、何でも知りたい。



「例えば、何か聞きたいことは?」


「好きなこととか」


「好きなこと…、あっ、人間の血肉のある骨かな」



人間の血肉のある骨?



「別に人体骨格標本やレントゲンを見たところでたぎったりはしない。

俺は、ちゃんと血と肉がある人間の浮き上がった骨が好きなんだ。
肌触り含めて、骨を触るのが好きなわけだが……、政晴聞いてるか?」


「どういう事か、ついていけない」



千歳は、政晴のあばらを触った。



「えっ、何」


「あばらから骨盤、首から鎖骨が特に好きっていうことだな。
触るのも見るもの好きだ。

その人が好きな人であるほど、噛みつきたくなるほどに――」


「千歳、変態さんなの?」


「そう言われれば、そうだな。
人それぞれだから、分かって欲しいとは思わないよ。

でも、俺は、そう言う変わった人くらいに思ってくれ」



たまに、千歳、難しいこと言うから、分かんない。

独特のセンス過ぎて、伝わってないよ。



「あとは、手の骨も男女問わず、綺麗な手は大好きだ」


「ふ~ん、でも、噛みつきたくなるってどういう事?」


「噛み癖があるんだ。
特に、いい鎖骨にであったときは噛みつきたくなるって言うか。

政晴の鎖骨、俺の理想的な鎖骨で、昨日というか今日の朝までと言うか、結構、噛みつきたいの我慢してたんだぞ。

政晴を傷つけたい訳ではないから、だから――」



千歳って、不思議だよな。

俺には、全くない感覚持ってて、聞いてても面白いかも。



「千歳、別に我慢しなくていいのに、痛いのは嫌だけど、少しくらいなら平気だよ」


「やっぱり、政晴は引いたりしないんだな」


「よく分かんなかったけど、千歳は千歳で俺のこと好きでいてくれれば、あとはどうでもいいかなって」



千歳に抱き締められた。



「千歳!?」


「だいたい、あぁ、言うこと言うと皆、ドン引きするんだよ。

でも、俺のとこ知ってもらいたくてさ。
政晴だけだな、俺のこと分かってくれるのは」



何か、嬉しい。


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