[BL] ずっと君の側に
――次の日――


今日は、千歳とデートをすることになった。



――リビング・ソファ――



お互いに隣同士に座った。



「千歳、映画ってなに見るの?」


「仲の良い脚本家さんが、映画の脚本したって言うから、観に行きたくて――。
多分、俺が好きな映画だからって勧められて」


「そっか」



なんだか、ちょっと不満。



「どうした」


「俺と居るのに、仕事の話……」


「あぁ、わるい。
俺、そう言うの、気がつかなくて――。

こう言う時って、二人で見たい映画とか決めるものなのか?」


「いや、怒ってるわけじゃなくて――。

千歳の仕事ついては、とっても素敵なお仕事だと思うんだけど、でも……、俺と居るときだけは、俺の事だけを考えて欲しい。

俺だって、千歳のことで頭が一杯なのに、千歳はそうじゃないのかなって思うと、寂しくて、悲しいなって――」



千歳は、ソファに寄りかかって、大きなため息をついた。



「ムカつく」



何か、余計なこと言っちゃったかな。



「俺は、お前を形成する骨が好きなのに、
でも、どんどんお前に骨抜きにされていく」



骨抜き?

相変わらずの表現方法だな。

でも、好きだってことは、分かった。


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