豹変カレシのあまあまな暴走が止まりませんっ!
「あの、木嶋さん!」
私が意を決して声を上げると、木嶋さんは不意を突かれたように驚いた顔をした。
ぽかんとする彼の手を取って、私は思いの丈をぶつける。
「今日、すごく楽しかったです! また連れて行ってくださいね!?」
恋愛とか、付き合うとか、そういうのに答えることはできないけれど。
私にとって木嶋さんが大切な先輩だっていうのは変わりようのない事実で。
それだけはちゃんと、伝えておきたかった。
木嶋さんはしばらく呆けたあと、瞳を細くした。
「……また、美味しいもの、食べに行こうね」
そう言って、参ったなって感じで、はははと笑う。
よかった。この笑顔に、私は毎日救われているんだ。
ホッとしたのも束の間。
歩道の先から、一組の男女が歩いてきて、その見覚えのある背格好に私は目を凝らした。
んん?
近づいて、顔が見える位置になって、ようやく確信する。
「……玲!?」
思わず掴んでいた木嶋さんの手を、ぽろりと落としてしまった。
頭が真っ白になったのには、二つの理由がある。
まず一つ。
木嶋さんと一緒に居るところを見られたことで、『女の先輩と出かける』って嘘がバレたこと。
そしてもう一つ。
玲の隣に、見知らぬ女性がいたこと。
私が意を決して声を上げると、木嶋さんは不意を突かれたように驚いた顔をした。
ぽかんとする彼の手を取って、私は思いの丈をぶつける。
「今日、すごく楽しかったです! また連れて行ってくださいね!?」
恋愛とか、付き合うとか、そういうのに答えることはできないけれど。
私にとって木嶋さんが大切な先輩だっていうのは変わりようのない事実で。
それだけはちゃんと、伝えておきたかった。
木嶋さんはしばらく呆けたあと、瞳を細くした。
「……また、美味しいもの、食べに行こうね」
そう言って、参ったなって感じで、はははと笑う。
よかった。この笑顔に、私は毎日救われているんだ。
ホッとしたのも束の間。
歩道の先から、一組の男女が歩いてきて、その見覚えのある背格好に私は目を凝らした。
んん?
近づいて、顔が見える位置になって、ようやく確信する。
「……玲!?」
思わず掴んでいた木嶋さんの手を、ぽろりと落としてしまった。
頭が真っ白になったのには、二つの理由がある。
まず一つ。
木嶋さんと一緒に居るところを見られたことで、『女の先輩と出かける』って嘘がバレたこと。
そしてもう一つ。
玲の隣に、見知らぬ女性がいたこと。