もう一度だけでも逢えるなら
 寝室の方から妙な喘ぎ声が聞こえてくる。

 見てはいけないことを見てしまう。

 彼は、みくさんの知らない女とセックス中。

 二人とも、みくさんには全く気づかず、彼はバックで腰を振りまくり。女は喘ぎまくり。

 みくさんは一気に放心状態。

 すぐさま我に返り、彼に激しく怒鳴りつける。

 その瞬間、彼は発射。

 女は平然と喘ぎ声を上げる。

 みくさんは再び激しく怒鳴りつける。

 二人はやっとみくさんの存在に気づく。

 星が綺麗だね。彼は意味不明なことを言って、言い訳を始める。

 あんた誰? 女は何事もなかったかのように、タバコを吹かす。

 問答無用。みくさんは怒り狂う。
 
 彼の部屋は修羅場と化す。

 激しく口論になり、みくさんはテーブルを引っくり返す。彼のスマホを壁に投げつける。
 
 死ね! と叫んで、みくさんは彼の家を飛び出す。

 彼が二股していたことが発覚。ショックのあまり、みくさんは自殺を考える。

 泣きながら街中を彷徨い、コンビニに入る。

 アルコール度の高いウイスキーを買う。

 ふらふらと歩き回り、道端に座り込んで、ウイスキーをがぶのみ。

 そして、原っぱに向かう。
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