もう一度だけでも逢えるなら
「紗優さん、帰りました。ドアを開けてもらえませんか」

 玄関の方から水樹の声が聞こえてきた。

 時刻は、十時三分。

 三分遅いけど、ちゃんと帰ってきてくれた。

 さすが私のマイダーリン。

 愛しの愛しのマイダーリン。

「ちょっと待っててね」

 私は大急ぎで全裸になった。

 ちょっと恥ずかしいけど、裸にエプロンでお出迎え。

 水樹はいったいどんな反応を示すのか。

 玄関で押し倒されちゃったら、どうしよう。

 ドキドキワクワク。

 エッチな想像をしながら、玄関のドアを全開に開けた。
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