冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
そんなはずはない。
『妃となるかは自分で決めよ』と突き放されてしまった私には、バスチューの言葉がにわかには信じられない。
「それは、王太子さまがお優しいからであって、気に入っていただけたのとは違いますよ」
そもそもじゃじゃ馬なのがバレてしまっているし……。
「リリアーヌさまがおっしゃる通り、シャルヴェさまは実は大変お優しい方です。私にあのとき剣を向けたのは……」
「一国の王太子として務めだからですよね」
私がそう言うと、バスチューは驚いたような顔を見せる。
王太子さまには、国を背負うという強い覚悟があるのだと思う。
だからしたくないことまでしなければならない。
あのとき、バスチューを切りたかったわけでは決してないはずだ。
「そうでございます。そこまでおわかりでしたら、是非シャルヴェさまのおそばでお支えください」
『妃となるかは自分で決めよ』と突き放されてしまった私には、バスチューの言葉がにわかには信じられない。
「それは、王太子さまがお優しいからであって、気に入っていただけたのとは違いますよ」
そもそもじゃじゃ馬なのがバレてしまっているし……。
「リリアーヌさまがおっしゃる通り、シャルヴェさまは実は大変お優しい方です。私にあのとき剣を向けたのは……」
「一国の王太子として務めだからですよね」
私がそう言うと、バスチューは驚いたような顔を見せる。
王太子さまには、国を背負うという強い覚悟があるのだと思う。
だからしたくないことまでしなければならない。
あのとき、バスチューを切りたかったわけでは決してないはずだ。
「そうでございます。そこまでおわかりでしたら、是非シャルヴェさまのおそばでお支えください」