冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
「うん。父さんはユノヘスを守ったのに、僕たちは食べ物すらなくなったんだ。もう二日もなにも食べてない」
ユノヘスのために戦ったのに、その家族は貧困にあえいでいるなんて……。
シャルヴェさまは両親を亡くした子供たちの面倒を見ているとはいえ、やはり行き届いていないのかもしれない。
「バスチュー。兵の遺族への物資支給はしているはずだな?」
「はい」
シャルヴェさま言葉に、少しうしろで見守っていたバスチューは大きくうなずいた。
片親になってしまった子供たちにもそういった援助をしているんだ……。
彼の懐の大きさに、感動すら覚える。
「そんなの横取りされる。『お前たちは村の厄介者だ。なにも生み出さないくせしてタダでものをもらえると思うな』って」
「そんなの、ひどい……」
私が思わず声を上げると、男の子は声を震わせながら続ける。
ユノヘスのために戦ったのに、その家族は貧困にあえいでいるなんて……。
シャルヴェさまは両親を亡くした子供たちの面倒を見ているとはいえ、やはり行き届いていないのかもしれない。
「バスチュー。兵の遺族への物資支給はしているはずだな?」
「はい」
シャルヴェさま言葉に、少しうしろで見守っていたバスチューは大きくうなずいた。
片親になってしまった子供たちにもそういった援助をしているんだ……。
彼の懐の大きさに、感動すら覚える。
「そんなの横取りされる。『お前たちは村の厄介者だ。なにも生み出さないくせしてタダでものをもらえると思うな』って」
「そんなの、ひどい……」
私が思わず声を上げると、男の子は声を震わせながら続ける。