冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
「その通り、遠い北の塔にいらっしゃって、バスチューが驚いておりましたわ。どうしておわかりになったんでしょうね」
コールの言葉に私は返事をしなかった。
もしかして、シャルヴェさまは……私の気持ちなどお見通しだったのではないだろうか。
「シャルヴェさまは、今どちらに?」
無性に彼に会いたい。
「はい。只今湯の準備ができましたので、体をお浄めに……」
コールが『血を洗い流しに』ではなく『お浄めに』と言ったのは、血だらけの彼を見たばかりの私に、気を遣ってくれたのだろう。
「ありがとう、コール。少しひとりにして」
「かしこまりました。本日はもう王宮の門を閉め開けることはございませんので、ご安心ください。ですが隣の部屋にヤニックが控えております。なにかございましたらすぐに声を上げてください」
「わかったわ」
コールの言葉に私は返事をしなかった。
もしかして、シャルヴェさまは……私の気持ちなどお見通しだったのではないだろうか。
「シャルヴェさまは、今どちらに?」
無性に彼に会いたい。
「はい。只今湯の準備ができましたので、体をお浄めに……」
コールが『血を洗い流しに』ではなく『お浄めに』と言ったのは、血だらけの彼を見たばかりの私に、気を遣ってくれたのだろう。
「ありがとう、コール。少しひとりにして」
「かしこまりました。本日はもう王宮の門を閉め開けることはございませんので、ご安心ください。ですが隣の部屋にヤニックが控えております。なにかございましたらすぐに声を上げてください」
「わかったわ」