冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
シャルヴェさまの下半身は布で隠されていたものの、鍛え上げられた見事な肉体が目の前にある。
あと数歩というところまで近づくと、彼は私に真剣な眼差しを向ける。
そして……。
「これでもお前は、俺の妃になると言うか?」
そう言いながらうしろを向いた。
「シャルヴェ、さま……」
私がそれきり言葉を失ったのは、彼の背中に大きく醜い傷跡があったからだ。
それは私の足のヤケドの跡に似ていて――いや、もっとひどく――皮膚は盛り上がり、色も変色している。
「皆、これを見ると逃げていくぞ?」
それじゃあ、初めて夜を共にしたあと妃候補がいなくなるのは、この傷のせい?
「これは、ヤケドではございませんか? どう、されたんです?」
戦いで傷ついたのだろうか。
「俺がまだ小さい頃、王宮の東の端で火事があった。それは王宮に潜りこんだ敵国の男が放った火だったが、俺たち兄弟の部屋の近くが火元で……」
あと数歩というところまで近づくと、彼は私に真剣な眼差しを向ける。
そして……。
「これでもお前は、俺の妃になると言うか?」
そう言いながらうしろを向いた。
「シャルヴェ、さま……」
私がそれきり言葉を失ったのは、彼の背中に大きく醜い傷跡があったからだ。
それは私の足のヤケドの跡に似ていて――いや、もっとひどく――皮膚は盛り上がり、色も変色している。
「皆、これを見ると逃げていくぞ?」
それじゃあ、初めて夜を共にしたあと妃候補がいなくなるのは、この傷のせい?
「これは、ヤケドではございませんか? どう、されたんです?」
戦いで傷ついたのだろうか。
「俺がまだ小さい頃、王宮の東の端で火事があった。それは王宮に潜りこんだ敵国の男が放った火だったが、俺たち兄弟の部屋の近くが火元で……」