冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
「シャルヴェさま!」
するとそのとき、浴室の外から、ランシャンの大きな声が聞こえてきた。
「なんですか? 騒々しいですよ」
扉の向こうのランシャンに語りかける彼は、以前とは違い丁寧な言葉遣いだった。
「暴漢が侵入したと聞きました。この私が街に出ている間に……。申し訳ありません」
「それはランシャンのせいではないでしょう。それに、バスチューもエドガーも、他の者もいたのですから」
「しかし! シャルヴェさまに万が一の……」
ランシャンが扉の向こうで再び口を開くと「ランシャンのよくないところは、話が長いところでな」と彼は私にこっそり耳打ちする。
「そうなんですの?」
私はランシャンとはまだあまり話したことがない。
だから、怖そうな人だという印象しかなかった。
「リリアーヌ。甘い声を出せるか?」
「甘い?」
なにを言っているの?
するとそのとき、浴室の外から、ランシャンの大きな声が聞こえてきた。
「なんですか? 騒々しいですよ」
扉の向こうのランシャンに語りかける彼は、以前とは違い丁寧な言葉遣いだった。
「暴漢が侵入したと聞きました。この私が街に出ている間に……。申し訳ありません」
「それはランシャンのせいではないでしょう。それに、バスチューもエドガーも、他の者もいたのですから」
「しかし! シャルヴェさまに万が一の……」
ランシャンが扉の向こうで再び口を開くと「ランシャンのよくないところは、話が長いところでな」と彼は私にこっそり耳打ちする。
「そうなんですの?」
私はランシャンとはまだあまり話したことがない。
だから、怖そうな人だという印象しかなかった。
「リリアーヌ。甘い声を出せるか?」
「甘い?」
なにを言っているの?