冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
「まさか、男と女が結ばれ、なにをするのか知らないのではあるまいな」

「し、知ってます!」


裸で一緒に寝るんでしょう?
私は恥ずかしさのあまり、顔をプイッとそむけた。


「これは、教え甲斐がありそうだ」

「なんとおっしゃいまし……キャッ」


思わず声が出てしまったのは、すっかり血の痕跡をきれいにした彼に腕を引かれたからだ。
そして、足をケガしたあのときのように、彼の膝の上に座らされてしまった。


「シ、シャルヴェさま、ドレスが濡れます!」

「もうさっきから濡れているだろう?」


苦し紛れに口にした言い訳を即座に否定されてしまい、もうなにも言えない。

それでも、熱い湯のせいかほんのり頬を上気させている彼がなんとも言えない色気を放っているので、恥ずかしさのあまり必死に逃げ出そうともがいた。
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