冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
そして、すぐに着替え大広間を覗くと、王宮一大きな部屋から溢れそうなほどの数のケガをした兵が戦いの激しさを物語っていた。
「リリアーヌさま」
バスチューがすぐに私に気づいて声をかけてきた。
「シャルヴェさまは、大丈夫でしょうか?」
「大きなケガはなさっておりません。ですが、少し切り傷があるので薬草を分けていただけますか?」
医者に治療を受けている兵のもとに歩み寄りつつ、そう口にした。
「もちろんです。医者をお部屋に行かせます」
「それには及びません。ここにはもっと重症者がいます。その兵を優先してください」
「ですが……」
バスチューは少し戸惑っているようだ。
それはおそらく、何事に関してでも王太子が最優先だと考えているからだろう。
「大丈夫。シャルヴェさまも、そうおっしゃると思いますよ」
「リリアーヌさま」
バスチューがすぐに私に気づいて声をかけてきた。
「シャルヴェさまは、大丈夫でしょうか?」
「大きなケガはなさっておりません。ですが、少し切り傷があるので薬草を分けていただけますか?」
医者に治療を受けている兵のもとに歩み寄りつつ、そう口にした。
「もちろんです。医者をお部屋に行かせます」
「それには及びません。ここにはもっと重症者がいます。その兵を優先してください」
「ですが……」
バスチューは少し戸惑っているようだ。
それはおそらく、何事に関してでも王太子が最優先だと考えているからだろう。
「大丈夫。シャルヴェさまも、そうおっしゃると思いますよ」