冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
そんな彼の告白に胸が熱くなり、彼の首に手を回してギュッと抱きつく。
うれしくて恥ずかしくて……頭の中がごちゃごちゃだ。


「リリアーヌ」


すると声のトーンを落とした彼が、私の名を口にした。


「……はい」


私は一旦彼から離れ、視線を合わせる。
すると、彼の琥珀色の瞳に自分が映っていた。


「会いたかった。お前が待っていてくれて、どれだけうれしかったか。好きだ」


彼は私を妃にすると言ったものの、『好き』という言葉をくれたのは初めてだ。


「シャルヴェさま、私も……私も……」


感極まってしまい流れ出した涙が、彼の厚い胸にポタポタと落ちる。


「シャルヴェさまに、恋をしました」


やっとのことでそう吐き出すと、彼は私の両頬を大きな手で包み込み、唇を重ねた。
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