冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
シャルヴェさまのストレートな言葉に驚き、慌てふためくと、バスチューは笑いを噛み殺している。
けれど、ひどく不機嫌になったシャルヴェさまは、バスチューのことを見ようともしなかった。
「シャルヴェさま。リリアーヌさまの夫になるのはご辞退します。それとも、今からでもお受けしたほうがよろしいですか?」
そんなことをすっかり忘れていた様子のシャルヴェさまは、眉をひそめ難しい顔をする。
「いや、よい」
「そうですか。君主の言いつけを破りましたので、きつくお叱りを受けるかと思いましたが……。それではご存分にご寵愛ください」
バスチューの言い方はとても丁寧だったけれど、意外にも兄弟ゲンカをしているようでおかしい。
誰かの目があるときは、王太子と従者としか見えないけれど、ふたりきりだと少し違うのかもしれないと感じた。
けれど、ひどく不機嫌になったシャルヴェさまは、バスチューのことを見ようともしなかった。
「シャルヴェさま。リリアーヌさまの夫になるのはご辞退します。それとも、今からでもお受けしたほうがよろしいですか?」
そんなことをすっかり忘れていた様子のシャルヴェさまは、眉をひそめ難しい顔をする。
「いや、よい」
「そうですか。君主の言いつけを破りましたので、きつくお叱りを受けるかと思いましたが……。それではご存分にご寵愛ください」
バスチューの言い方はとても丁寧だったけれど、意外にも兄弟ゲンカをしているようでおかしい。
誰かの目があるときは、王太子と従者としか見えないけれど、ふたりきりだと少し違うのかもしれないと感じた。