冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
彼にそんなことを言われ、胸の奥が締めつけられるような感覚に襲われる。
それは、さっき唇を合わせたときと同じような感覚だった。


でも、その気って? 
疲れていると、裸では寝ないの?


そんなことを思いながら、シャルヴェさまの言うままに腕の中に収まった。

すると彼はすぐに寝息を立て始める。

本当に限界だったんだわ……。


「シャルヴェさま。ユノヘスを守ってくださって、ありがとうございました」


私は眠っている彼に向かってそうつぶやいたあと、目を閉じた。



「ん……」


額になにか触れた気がして目を開けると、いつの間にか部屋が明るくなっていた。

あれ?
目の前に誰かがいる……。


「起きたのか」

「あっ」

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