冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
そんな小さな頃から、国を背負うという覚悟をしていたシャルヴェさまは、本当に強い。
「リリアーヌ。お前を正式に妃にしたら、国王の称号を継ごうと思う」
「本当ですか?」
「現国王はずっとそれを望んでいた。母と兄を守れなかったという自責の念で、すっかり自信を失くして……部屋から出なくなった。その代わりを俺が務めてきたわけだが、世継ぎを作れぬ自分に国王の資格があるのかとためらいがあった。だから、バスチューに託そうかとも考えていた」
そんなに思い悩んでいたなんて……。
でも、バスチューを私の夫にしようとしていたんでしょう?
「でも、バスチューを私と一緒にサノワに行かせようとしてくださったんですよね」
私は思い切って尋ねた。
「あぁ。これでは国王失格かもしれないが……あのときは、お前の幸せが一番だったんだ」
「リリアーヌ。お前を正式に妃にしたら、国王の称号を継ごうと思う」
「本当ですか?」
「現国王はずっとそれを望んでいた。母と兄を守れなかったという自責の念で、すっかり自信を失くして……部屋から出なくなった。その代わりを俺が務めてきたわけだが、世継ぎを作れぬ自分に国王の資格があるのかとためらいがあった。だから、バスチューに託そうかとも考えていた」
そんなに思い悩んでいたなんて……。
でも、バスチューを私の夫にしようとしていたんでしょう?
「でも、バスチューを私と一緒にサノワに行かせようとしてくださったんですよね」
私は思い切って尋ねた。
「あぁ。これでは国王失格かもしれないが……あのときは、お前の幸せが一番だったんだ」