冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
イヤールドを鎮圧してから、王宮の中なら自由に行き来できるようになっていた私は、誰にも告げず、途中で誰ともすれ違うこともなく、シャルヴェさまの部屋の前ににたどり着いた。
「リリアーヌさま、王太子さまのお部屋でしょうか?」
「……は、はい」
けれど、護衛の兵がふたり部屋の前に立っている。
「かしこまりました」
兵のうちのひとりがシャルヴェさまの部屋のドアをノックしようとするので、慌てて止めた。
ここまで来たものの、心の準備というものが必要だ。
「あ、あの……自分で」
「それは失礼しました」
兵は一歩下がったところから見ている。
あまりにじっと見られているため早くノックしなければと焦るけれど、何度手をドアにかざしても勇気が出ない。すると……。
「リリアーヌさま、王太子さまのお部屋でしょうか?」
「……は、はい」
けれど、護衛の兵がふたり部屋の前に立っている。
「かしこまりました」
兵のうちのひとりがシャルヴェさまの部屋のドアをノックしようとするので、慌てて止めた。
ここまで来たものの、心の準備というものが必要だ。
「あ、あの……自分で」
「それは失礼しました」
兵は一歩下がったところから見ている。
あまりにじっと見られているため早くノックしなければと焦るけれど、何度手をドアにかざしても勇気が出ない。すると……。