冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
彼は私の戸惑いなんてお構いなしに、舌で私の口内を犯し続ける。
最初は戸惑いしかなかった行為が、しばらくすると彼の愛に感じられてきて、いつの間にか夢中になってしまった。

これで子ができるのなら、裸になる必要なんてないわ。
アリアナは嘘をついたのね。


「このぎこちなさが、たまらないな」


シャルヴェの言っていることがちっとも呑み込めない。
とはいえ、これで無事にお努めを果たしたのだと思い起き上がろうとすると、彼に容易に戻されてしまった。


「なにをしている」

「なにをって、もうお努めは済みましたでしょう?」


私がそう返すと、彼はとうとう大きな声で笑い出した。


「あはは。これは、これから始まる営みの第一段階だ」

「これから始まる?」


終わりではないの?
私が呆然としていると、彼は私の手をギュッと握る。
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