柏木達也の憂い
隙をついて舌を滑り込ませると、美智子さんも諦めたのか俺の動きに応えてくれた。
それが嬉しくて、ぎゅっと小さな美智子さんの身体を抱きしめながら、その感触を味わう。
「こういうことしたいっていう、憧れです。こういうことしたいっていう、好きなんです」
俺の気持ちをわかってほしくて、そう言葉にすると
「ゴメン。でも・・・嬉しい」
そう言って小さく微笑んでくれた。
それから美智子さんは仕事だけじゃなくって、プライベートでも一緒にいて寄り添ってくれる存在になった。
仕事では、やっぱり俺の何歩も先を見ていて尊敬できる存在。でもプライベートでは、甘えてくれて。
一緒にいればいるほど、彼女の魅力に引き込まれた。たまにケンカもしたけど、それは基本的に俺がひとりで不貞腐れているだけで、すぐに仲直りできるようなものばかりで。