イケメン御曹司のとろける愛情
でも、水無川さんは私がコンビニ店員の山本だって気づいて……いないよね?
私は鏡に向き直った。
そこには華やかメイクのジャズピアニスト・奏美が映っている。顎を引いて少し上目遣いで微笑むと、妖艶な笑みが作れる。ライブでよくやる大人な笑みだ。
どこをどうとっても地味なコンビニ店員・山本とは結びつかない。
普通、気づかないか。っていうか、あんまり気づいてほしくないかも。
だって、大人なジャズピアニストの奏美が、普段は生活のために地味なメイクと制服でバイトをしているなんて、やっぱりイメージダウンになるよね。
私はため息をついてスーツを着た。ドレスをランドリーバッグに入れ、玄関に行ってドアを開ける。水無川さんはドアの横にもたれて立っていたが、私を見て体を起こした。
「じゃあ、フロントに連絡してホテルのクリーニングに預けるよ。明日の朝までに届けてくれるよう頼んでおく」
「ありがとうございます。お願いします」
水無川さんがランドリーバッグを受け取り、私は彼が入れるように一歩下がった。
「電話を借りてもいいかな?」
「どうぞ」
私は鏡に向き直った。
そこには華やかメイクのジャズピアニスト・奏美が映っている。顎を引いて少し上目遣いで微笑むと、妖艶な笑みが作れる。ライブでよくやる大人な笑みだ。
どこをどうとっても地味なコンビニ店員・山本とは結びつかない。
普通、気づかないか。っていうか、あんまり気づいてほしくないかも。
だって、大人なジャズピアニストの奏美が、普段は生活のために地味なメイクと制服でバイトをしているなんて、やっぱりイメージダウンになるよね。
私はため息をついてスーツを着た。ドレスをランドリーバッグに入れ、玄関に行ってドアを開ける。水無川さんはドアの横にもたれて立っていたが、私を見て体を起こした。
「じゃあ、フロントに連絡してホテルのクリーニングに預けるよ。明日の朝までに届けてくれるよう頼んでおく」
「ありがとうございます。お願いします」
水無川さんがランドリーバッグを受け取り、私は彼が入れるように一歩下がった。
「電話を借りてもいいかな?」
「どうぞ」