フェアリーテイルを夢見てる
「私はプライベートタイムは自宅でゆっくりと過ごしたいし、一旦必ず他の階を経由しなければたどり着く事ができない部屋など、使い勝手が悪すぎて利用する気にはなれない」と。
なので売りに出すか貸し出すかしようかと考えたのですが、千一郎さんは物件管理のプロです。
だからこそ、そのような特殊な構造である上になかなかのお値段になってしまう部屋の買い手や借り手を探すのは大層手間取るであろう事は充分予想できましたし、その手続きをするのを躊躇してしまいました。
「それならば、8~10階に入っている自社の休憩室や倉庫として使うのはどうか」と娘である百子さんが提案したそうなのですが、52階はあくまでも千一郎さんの個人的な持ち物ですので、会社で使用するとなるとやはりそこを買い取るか賃貸契約をしなくてはいけなくなります。
すでに休憩室と物品庫はエリア内に存在していて、あえて増やす必要などないということ、また、そもそも休憩や荷物を出し入れしようとする度に特殊なルートを通って移動しなければならず、無駄な経費、労力がかかるという理由でその案はすぐさま却下されました。
それに、そのような目的の部屋にしてしまったら、キッチンとトイレは何とか活用できるとして、10畳ほどの広さがある豪奢なバスルームが無駄なスペースになってしまうからです。
なので売りに出すか貸し出すかしようかと考えたのですが、千一郎さんは物件管理のプロです。
だからこそ、そのような特殊な構造である上になかなかのお値段になってしまう部屋の買い手や借り手を探すのは大層手間取るであろう事は充分予想できましたし、その手続きをするのを躊躇してしまいました。
「それならば、8~10階に入っている自社の休憩室や倉庫として使うのはどうか」と娘である百子さんが提案したそうなのですが、52階はあくまでも千一郎さんの個人的な持ち物ですので、会社で使用するとなるとやはりそこを買い取るか賃貸契約をしなくてはいけなくなります。
すでに休憩室と物品庫はエリア内に存在していて、あえて増やす必要などないということ、また、そもそも休憩や荷物を出し入れしようとする度に特殊なルートを通って移動しなければならず、無駄な経費、労力がかかるという理由でその案はすぐさま却下されました。
それに、そのような目的の部屋にしてしまったら、キッチンとトイレは何とか活用できるとして、10畳ほどの広さがある豪奢なバスルームが無駄なスペースになってしまうからです。