センパイ、好きです。
私は、お昼過ぎいつものように美和ちゃんと、
お弁当を持って屋上に向かう。
「 いい天気なのに、屋上って人が少ないよね
人気ないのかな?」
美和ちゃんが、向かう途中で買ったパックのお茶を飲みながらボソッと呟く。
「 ほんとだよね~ でも、私にとっては……!」
屋上についてドアを勢いよく開けたら、
そこには、もう人がいて一斉に振り返る。
「……ラッキーだよっ、!」
目を輝かせながら美和ちゃんを見ると、呆れながら屋上に足を踏み入れた。