溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛
「もちろん、マットレスは世界でも最高水準のものを使っている自負はあります。ただ、それだけじゃない」
京介さんと話していると、すぐにメーカーのスタッフらしき男性が腰を折り曲げながらやってきた。
「マックスライクと申します。アメリカではマットレスにおいて高いシェアを誇っている会社です」
「もちろん、存じ上げております」
名刺が素早く交換される。
「……ル・シェルブルの副社長でいらっしゃいましたか」
名刺を見た男性は、興味深そうに京介さんを上から下までざっと眺めた。
ずいぶんと若い副社長とでも思ったか。
男性は気を取り直したように手にしていたパンフレットを広げる。
「アジア人は欧米人と比べて、硬めの寝具が好みです。我が社では、特殊ジェルを配合したマットレスで主にアジア人向けのマットレスを開発しました」
京介さんはパンフレットを見ながら相槌を打った。
「今、当社で見直しをしたいと思っているのは、エキストラベッドなんですが」