溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛
私が迷っている目線に気づいたのか、副社長は「それじゃ、ふたりで半分ずつ食べよう」と言い出した。
どうしようかと思ったものの、嬉しい提案に頬が緩む。
私の反応で気をよくしたらしい副社長は店員を呼ぶと、マンゴーとプリンのパフェをひとつずつ注文した。
「スイーツの食べ歩きをしたりするんですか?」
秘書たちの会話を聞いて出向こうと考えるのなら、普段からこうして誰かを誘っているのかもしれない。
「なかなかそういう時間が取れないのが実情かな」
言われて、それもそうだと思い直した。
なんせ、ル・シェルブルの副社長なのだ。
忙しくないわけがない。
「それに、男ひとりで食べるのもカッコつかないしね。だから、普段はせいぜいケーキ屋で自分の分じゃないフリをして買うか、コンビニが多いかな」
「――私もです」
コンビニに反応して、つい激しく同意してしまった。
テーブルに身を乗り出すというリアクションまでつけて。
女性と一緒に食べているわけではなさそうな言い方に、勝手に嬉しくなる。