珈琲はブラックで。
「悠は、学校で女子に人気があるって知ってた??」
「いや、それは知らない」
そんなお前だって、男子に人気があるって知ってるのかよ。
紗綾は鈍感だから気付いてないだろうけど、お前を狙ってる奴何てそこら中に居るんだ。
それを俺が〝紗綾は、彼氏いるから止めとけ〝と阻止していることなんて知らないんだろうけど。
「私はずるいから、悠は彼女が居るんだって言ってるんだよ」
小さく笑った紗綾から、拭いきれなかった雫が俺の頬へと零れ落ちベッドのシーツに黒いシミを作った。