キスと涙で愛を知る【加筆修正・完】
「欲しかったんだよねー!!会いたかったよ」
ぴと、CDに頬をあてすりすりする。この日をどれだけ待ち望んだことか……!!
「ぐふ、新品の肌触り~」
「うわぁ変人がいるここに不審者がいます近くの店員さんこいつを取り押さえてください」
「勘違いされるようなこと言わないでよ!」
「店員さん呼んでくるわ。お前ここから動くなよ」
「真面目に突っ立てるわけないでしょ!」
「声がでかい!静かにしろよ恥ずかしい」
「いやお前もな!?もう2人で黙ろう?」
周りにいるお客さんの目線が痛いからすみませんと頭を下げつつ口を閉じる。落ち着こう、一旦気持ちを落ち着かせよう。皐月にも『ほらほら鎮まれ』と宥めてあげたら瞬時に鼻をつままれた。
ごめん今のは確かに調子乗りました。息がしにくいから離せという意味を込め皐月の手をぺしぺし叩く。
「前にも言ったろ。年上を敬え」
「敬えるような先輩ならそうするんだけどなぁ」
「溜め息吐くなよ」
「はいはい。碧音君に頼まれたCD探しましょ」