キスと涙で愛を知る【加筆修正・完】
るんるん気分で店員さんの声を聞き流しつつ会計を済ませ先に外に出ていた皐月の元へ駆け寄った。
「お買い物終了だね。他に皐月は寄っていくとこある?」
「んー、特にねぇわ」
「あ、じゃあそこのカフェっぽいお店寄ってこうよ。休憩」
私が指差す先にあるのは北欧チックな外見のお店。たまにはああいうお洒落なカフェに行ってみたい。喉も乾いたし。
「へーへー。行くか」
「やった!」
CDショップからそう時間はかからない距離にあるそのお店は主に若い女子が出入りしている様子で、なかなか賑わっている。看板もドア付近にある置物もデザインが凝っていて、とても可愛らしい。
「俺、この店入るの場違いじゃね?」
「いいじゃん。入っちゃおうよ」
「女子しかいねぇじゃん!浮く、俺の存在絶対浮く他の店入ろうぜ」
「だーいじょうぶだって!それよりも喉の渇きを潤す方が先でしょ!」