キスと涙で愛を知る【加筆修正・完】


「え?うん」


「お前、碧音との関係も現状維持でいいのかよ」


「ちょっ、なななな!!まじでか?!今それ言う?今言う雰囲気だった!?」


なんてこった。まさかの恋愛事情持ち出してきちゃうなんて予想外だった。


「そ、そりゃあ今日だって緩い薄手のニット着てて綺麗な鎖骨チラ見せしてくれたし袖をまくって露わになった色白の筋肉質すぎない腕に萌えたよ?時折見せる気の抜けた微笑は鼻血もんだったからばっちり写メ撮ったよ?あ、あとで皐月にも送るね」


「いらねぇよ」


「碧音君にはキュンキュンさせられっぱなしだよね」


「無視か」


「碧音君の傍にいると心臓がいくつあっても足りない」


心臓1つじゃ彼が無自覚に振りまく大人に成りきれていない少年特有の色気に殺されかけてしまうよね。


「…お前はつくづく変態だよな」


「そうさせる碧音君が悪い」


抗えないのだ、あれには。それについて力説すると皐月がドン引きな顔をするから一旦話を元に戻す。

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