幾久しく、君を想って。
そうすれば、いつの日かこんな穏やかな寝顔を見ることもあったのに。
拓海が生まれて良かった…と思えることもあったと思うのにーーー。
複雑な気分のままでドアを閉めると、松永さんが、「いい?」と手を繋いだ。
そのままリビングへと連れて行かれ、待ちきれないようにキスをしてくる。
あっという間に彼のことで頭の中が一杯になってしまい、追憶していた夫との記憶が逃げ去って行く。
荒い呼吸と唾液の絡む音が部屋中に響き渡り、そのままの流れで次へ進もうとする彼を食い止めた。
「……だめ……拓海が起きてくるとまずい…から……」
唇に吸い付かれながら腕を伸ばして距離を空けた。
残念そうな顔を見せられても無理だと話し、食べたいと言っていたカレードリアを振る舞った。
「俺はドリアよりも真梨さんが食べたいんだけどな」
ぶちぶちと愚痴を零しながらも「美味いね」と言って食べている。
自分の分も用意していたら拓海が起きだしてきて、結局、三人で晩ご飯を食べたーーーー。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
店を出て歩きながら、その事をずっと思い出していた。
今日は拓海にきちんと気持ちを伝えるんだと思っているせいか、さっきからずっと心臓の音が大きく聞こえる。
拓海が生まれて良かった…と思えることもあったと思うのにーーー。
複雑な気分のままでドアを閉めると、松永さんが、「いい?」と手を繋いだ。
そのままリビングへと連れて行かれ、待ちきれないようにキスをしてくる。
あっという間に彼のことで頭の中が一杯になってしまい、追憶していた夫との記憶が逃げ去って行く。
荒い呼吸と唾液の絡む音が部屋中に響き渡り、そのままの流れで次へ進もうとする彼を食い止めた。
「……だめ……拓海が起きてくるとまずい…から……」
唇に吸い付かれながら腕を伸ばして距離を空けた。
残念そうな顔を見せられても無理だと話し、食べたいと言っていたカレードリアを振る舞った。
「俺はドリアよりも真梨さんが食べたいんだけどな」
ぶちぶちと愚痴を零しながらも「美味いね」と言って食べている。
自分の分も用意していたら拓海が起きだしてきて、結局、三人で晩ご飯を食べたーーーー。
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店を出て歩きながら、その事をずっと思い出していた。
今日は拓海にきちんと気持ちを伝えるんだと思っているせいか、さっきからずっと心臓の音が大きく聞こえる。