イケメンエリート軍団の籠の中
なんだ?こいつ?…
俺が可愛くなりたいとでも思ってるって本気で思ってるのか?
凪は今まで接したことのないこの奇妙な女の子に困惑していた。
「可愛くなんかなりたくないし…
それに、それは可愛くないお前が考えることだろ?」
舞衣はハッとした顔で小さく頷いた。
なんだか泣きそうな顔をしている。
「それより、早く食べたい物を決めてほしいんだけど。
注文するのが遅くなるのは嫌だから」
凪は挙動不審者のように落ち着きがなくなった舞衣を見て、少し反省した。
「いいよ、ゆっくり決めな。
俺、自分のとこで待ってるからさ」
「い、要らないです…」
「え??」
「あ、あの、私、食欲がなくて、もう、お腹いっぱいです」
は?
食欲がなくてもうお腹いっぱい??
何なんだよ、こいつ…
「食べないの?」
凪が精一杯の優しい声でそう聞くと、舞衣は凪の顔を見て下を向き頷いた。
「了解、分かった。
ってか、後で腹が減っても俺は知らねーぞ」