イケメンエリート軍団の籠の中



「舞衣、どうした?」


お昼が過ぎ、舞衣はソフィアからもらった会社の資料を自分なりにノートに書き写し、言われた通りに会社の概要をちゃんと勉強していた。


「え? 何がですか?…」


出先から帰って来たジャスティンは、明らかに朝の顔と様子が違う舞衣を見てそう声をかけた。


「何か、顔色悪いよ。
あ、昼ご飯は? ちゃんと食べた?」


ジャスティンは本当に優しい……


「お昼はあまりお腹がすいてなくて、食べてないです…」


舞衣の答えを聞いた途端、ジャスティンは凪のいるブースの方を見た。


「あ、その、凪さんはレストランのメニュー表も持ってきてくれたんですけど、私があまり食欲がなくて断ったんです…」


ジャスティンが怪訝そうな顔で舞衣を見ていると、そこを通りかかった映司と謙人までがその会話に参加してきた。


「え? 凪がどうしたって??
マイマイはお昼は食べてないの?」


マイマイ……
小さい頃から呼ばれ慣れてるから、呼ばれることはすごく嬉しいけど……
でも、イケメンの皆さんたち、優しいのは本当に嬉しいんですが、今はちょっとだけそっとしといてもらえませんか?…



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