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手元に置いてあった自分のスマホがメッセの着信を告げ、画面を見る。

達巳
”なー、美夜。
俺、沙智のとこに住んでもいい?”
 
……わざわざ、三人のグループ使わなくたって。

美夜
”別にいいよー”
 
……いやいやいやいや。

達巳はスマホを手に、相変わらずへらへら笑って私を見てる。

沙智
”ダメでしょ!一応、男と女だよ!?”

達巳
”えー?だって俺、沙智に欲情とか無理だし”

美夜
”私も、達巳が沙智をそんな目で見たら、そういう趣味だったのかって疑うかも”

沙智
”君たちちょっと、酷くないかい?”

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