空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~
4
「これからどうしよっか?」
銀果堂を出て、紗英が言った。
「もう暗くなってきたし、そろそろ帰る?」
「……俺はちょっと、用がある」
「え、涼くん、どこ行くの?」
「……学校に」
「学校?」
学校って、私たちの高校ってこと?
「でも学校って、今は休みだから入れないよね?」
「……」
「あ、なんか入り方、知ってるんだ?」
紗英の疑問に、涼くんは答えない。
だけどその表情は、それがその通りであることを肯定していた。
「おもしろそう! あたしたちも行く行く! ね、梨沙」
「あ、うん」
「……分かった」
うなずいた涼くんに続いて、私たちは歩き出した。
銀果堂を出て、紗英が言った。
「もう暗くなってきたし、そろそろ帰る?」
「……俺はちょっと、用がある」
「え、涼くん、どこ行くの?」
「……学校に」
「学校?」
学校って、私たちの高校ってこと?
「でも学校って、今は休みだから入れないよね?」
「……」
「あ、なんか入り方、知ってるんだ?」
紗英の疑問に、涼くんは答えない。
だけどその表情は、それがその通りであることを肯定していた。
「おもしろそう! あたしたちも行く行く! ね、梨沙」
「あ、うん」
「……分かった」
うなずいた涼くんに続いて、私たちは歩き出した。