この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。
***
外へ出ると、憎らしいほどの晴天。
なのに、私の心は重く天気とは相反して冷たい雨が降っていた。
「……どこに行けば……」
「美羽!」
家の前で立ち尽くしていると、突然声をかけられる。
声の聞こえた方へ視線を向ければ、そこには、ズボンのポケットに手を突っ込んだ真琴ちゃんが立っていた。
「真琴……ちゃん……」
「よう、美羽。今時間、大丈夫か??」
真琴ちゃん、急にどうして……。
今は、誰かと話せる状況じゃないんだけど……。
「でも私、今は……」
「親父さんにも協力してもらって、美羽に家から出てきてもらったんだ」
「……え??」
お父さんにも協力って……。
だからあんな強引に、私に外に出るように言ったんだ。
「どうしても、連れていきたい場所があるからな」
「………」
本当は、あんまり気乗りしないけど……でも、せっかく来てもらったんだし……。
そう思って、戸惑いながらも私は頷いた。
「じゃあ、行こうか」
「真琴ちゃん、どこに行くの……?」
「ん、行けば分かる」
真琴ちゃんが私の手を掴んで歩き出す。
それに引っ張られるようにして、私達は歩き出した。